Expedia、Booking.com、Agoda、Hotels.com など海外のホテル予約サイトでは、予約の最後に「到着予定時刻(Estimated time of arrival / Your estimated arrival time)」を聞かれます。必須ではないことも多く、空欄のまま進めてしまいがちな欄ですが、深夜着や遅い到着では、ここの扱いを間違えると部屋が無くなります。この記事では、何時と書けばいいのか、深夜着でどう考えるのか、遅れそうなときにどうするのかを整理します。
書くのはホテル現地時間
この欄で聞かれているのは、ホテルのフロントに立つ時刻です。ホテルがある土地の現地時間で書きます。日本時間ではありませんし、飛行機が日本を出る時刻でもありません。
計算の順番はこうです。
- 1航空券に書かれた到着時刻を見る。航空券の到着時刻はすでに現地時間で書かれています。
- 2入国審査と荷物受け取りに1時間から2時間を足す。大きな空港や繁忙期はもっとかかります。
- 3空港からホテルまでの移動時間を足す。
例えば現地時間19:30に着く便で、空港からホテルまで1時間なら、到着予定は22:00前後です。少し遅めに見積もっておくほうが安全で、早く着くぶんには問題になりません。
表記は24時間表記が基本です。午後10時は 22:00 と書きます。10:00 PM と書ける形式ならそれでも構いませんが、10:00 とだけ書くと朝10時と読まれます。プルダウンで「22:00 - 23:00」のような時間帯を選ぶ形式のサイトもあり、その場合は該当する枠を選べば足ります。
深夜0時をまたぐと宿泊日がずれる
この欄で唯一、実害が大きいのが深夜着です。
ホテルの「1泊」は、チェックイン日の午後から翌日の午前までを指します。日付が変わった時点で、宿泊日はもう翌日になっています。
1月10日の深夜1時にホテルに着く場合、必要なのは1月9日チェックインの予約です。1月10日で予約してしまうと、1月10日の午前1時にはまだ部屋が用意されていません。前の晩の予約が無いからです。
日本を夕方に出る欧米便は、現地に夜遅く着くものが多くあります。そこから入国審査と移動を足すと、フロントに立つのは日付が変わったあと、というのはよくある話です。航空券の到着時刻が23:00台なら、まず宿泊日を疑ってください。
判断の仕方は単純で、フロントに立つ瞬間の日付を考えます。その日付の「前日」がチェックイン日です。
逆に、早朝に着いて午前中からチェックインしたい場合も同じ考え方になります。通常のチェックイン時刻は午後で、午前中に部屋へ入るには前日からの予約(アーリーチェックイン)が要るか、追加料金がかかることがあります。荷物だけ預かってもらう対応で足りるなら、その旨を伝えておけば済みます。
遅れそうなときは必ず連絡する
到着予定時刻を書いておく最大の理由はここにあります。連絡なしに遅い時間まで現れないと、予約が取り消されて部屋が他に回ることがあります。取り扱いはホテルによって違いますが、予約条件に到着時刻に関する記載があることは珍しくありません。
書いておけばそれで安心、というわけでもありません。予約後に便が変わったり、当日に遅延したりしたら、そのつど伝えてください。
予約サイトの特別リクエスト欄に書く場合の英文です。
We will arrive late, at around 11:30 PM. Please hold our reservation.(23:30ごろの遅い到着になります。予約の保持をお願いします)
Our flight has been delayed. We expect to arrive after midnight, around 1:00 AM on January 10.(便が遅延しました。1月10日の深夜1時ごろ、日付が変わってからの到着になる見込みです)
We will arrive early, at around 9:00 AM. Could we leave our luggage at the front desk until check-in?(朝9時ごろに着きます。チェックインまでフロントで荷物を預かっていただけますか)
深夜着を伝えるときは、時刻だけでなく日付も書いてください。「1:00 AM」だけでは、どちらの晩か伝わりません。
特別リクエスト欄の使い方全般は海外ホテル予約の特別リクエスト欄の書き方にそのまま使える英語例文を並べています。
24時間フロントが開いているとは限りません。小規模なホテルやB&Bでは、深夜はフロントが無人になり、暗証番号でキーボックスから鍵を取る方式のところもあります。深夜着が分かっているなら、予約前にその点を確認しておくと確実です。
ETAとESTAは別物
予約フォームで「ETA」と略されているのを見て、渡航認証の ESTA と混同する人がいます。別物です。
ETA(Estimated Time of Arrival)は到着予定時刻のことで、ホテルや配送でごく普通に使われる略語です。
ESTA(Electronic System for Travel Authorization)はアメリカへ渡航する際の電子渡航認証です。書き方はESTAの住所欄の書き方にまとめています。
さらに紛らわしいことに、イギリスやオーストラリアなどの渡航認証は ETA(Electronic Travel Authorisation)と呼ばれます。こちらはホテルの到着時刻とはまったく関係ありません。イギリスの申請はイギリスETAの住所欄の書き方、オーストラリア・ニュージーランドはオーストラリア・ニュージーランドの渡航認証の住所欄を参照してください。
同じ3文字でも、ホテルの予約画面に出てくる ETA は到着予定時刻です。
予約フォームの他の欄
到着予定時刻の前後にも、日本人が迷いやすい欄があります。
住所欄:日本の住所を英語の語順に並べ替えて入れます。海外ホテル予約の住所入力に各欄の対応を整理しています。サイト別では Expedia(エクスペディア(Expedia)の住所入力)、Booking.com(Booking.comの住所入力)、Agoda(アゴダ(Agoda)の住所を英語で入力する方法)、Hotels.com(Hotels.comの住所を英語で入力する方法)を用意しています。
氏名欄:パスポートの綴りに揃えます。海外ホテル予約の氏名の入力を参照してください。
日付欄:DD/MM/YYYY と MM/DD/YYYY の見分け方は海外フォームの日付入力にまとめました。深夜着で宿泊日を1日ずらすときは、この読み違いも重なりやすいので注意してください。
チェックイン時に渡される宿泊登録カードの書き方はホテルの宿泊登録カードの書き方で解説しています。
GlobalShipsで住所を英語に変換
GlobalShips(globalships.jp)は、郵便番号を入力するだけで日本の住所を英語表記に変換できる無料ツールです。ホテル予約フォームの Address Line 1・2、City、State / Province、ZIP / Postal Code をそのまま写せる形で確認できます。変換はブラウザ内で完結し、入力内容が外部に送信されることはありません。
まとめ
到着予定時刻はホテル現地時間の24時間表記で、フロントに立つ時刻を書きます。航空券の到着時刻に、入国審査と移動の時間を足して見積もってください。深夜0時をまたぐ場合は宿泊日が1日前になります。フロントに立つ瞬間の日付の前日がチェックイン日です。そして、遅れそうなときは必ず連絡する。ここだけ押さえておけば、部屋が無くなる事態は避けられます。到着時刻の取り扱いはホテルごとに異なるため、予約条件を確認してください。