K-ETA(Korea Electronic Travel Authorization=韓国電子渡航認証)は、事前にオンラインで渡航認証を取得する仕組みです。申請フォームは英語表記で、住所も英語(ローマ字)で入力します。自宅住所と韓国での滞在先の2種類を聞かれるため、どちらに何を入れるかを整理しておくと迷いません。
なお、日本国籍者がK-ETAの対象になるかどうかは、免除措置の実施状況によって変わります。渡航前に必ずK-ETA公式サイトまたは在日本韓国大使館・領事館の案内で、自分の渡航時点で申請が必要かを確認してください。この記事は申請が必要な場合の入力方法を扱います。
自宅住所(Address)の入れ方
K-ETAの自宅住所欄は、番地と町名をまとめて1つの欄に入れる形式です。日本の住所を逆順に並べます。
〒106-0032 東京都港区六本木3-12-5 森タワー205号室 の場合:
- Address
- #205 Mori Tower, 3-12-5 Roppongi
- City
- Minato-ku
- State / Province
- Tokyo
- Zip code
- 106-0032
- Country
- Japan
部屋番号は「#205」の形で先頭に置くと読み取りやすくなります。東京23区はCityに区名(Minato-ku)、State欄に「Tokyo」を入れます。横浜市・大阪市などの政令指定都市は「Naka-ku, Yokohama-shi」とまとめて入れると確実です。全体の並べ方は日本の住所を英語で書く方法で解説しています。
韓国滞在先(Address in Korea)の入れ方
ここが最も間違えやすい欄です。入れるのは自分の住所ではなく、韓国での宿泊先です。
- ホテル泊の場合
- 予約確認メールに記載された英語の住所をそのまま写します。
- 例
- 152 Teheran-ro, Gangnam-gu, Seoul 06236
韓国の住所は「番地 → 通り名(-ro / -gil)→ 区(-gu)→ 市 → 郵便番号5桁」の順です。-roは幹線道路、-gilはそこから分岐する細い道を指し、どちらも訳さずローマ字のまま書きます。
- 友人・親族宅の場合
- 相手の住所を教えてもらい、部屋番号(号수)まで含めて入れます。
- 宿泊先が複数ある場合
- 最初の宿泊先を入れれば足ります。
韓国の住所書式の詳細は韓国への荷物の送り方にまとめています。
氏名はパスポートと完全一致させる
K-ETAはパスポート情報と紐づいて審査されます。券面と綴りが違うと、認証が下りても入国時に照合できず問題になります。
- Surname / Family name
- ITO
- Given names
- RYUICHIRO
長音をどう扱うか(伊藤=ITO か ITOH か)は申請時の選択によって人ごとに違います。記憶ではなく必ずパスポートを見て入力してください。ローマ字の原則は日本人の氏名をローマ字で書く方法で解説しています。
電話番号とメールアドレス
電話番号は国番号を分けて入力する形式が一般的です。
- 国番号
- 81
- 電話番号
- 90-1234-5678(携帯090-1234-5678の先頭の0を取る)
1つの欄にまとめる場合は「+81 90 1234 5678」と入れます。詳しくは日本の電話番号の国際表記を参照してください。
メールアドレスは審査結果の通知先になります。フリーメールでも構いませんが、迷惑メールフォルダに振り分けられて結果に気づかないケースがあるため、申請後は受信設定を確認しておくと安心です。
よくあるエラーと対処
- 1全角文字が混ざっている:住所・氏名・電話番号の数字とハイフンをすべて半角にします。
- 2韓国滞在先に自分の住所を入れてしまった:審査で不整合とみなされる可能性があります。宿泊先を入れ直してください。
- 3Zip codeの桁数エラー:ハイフンなしの7桁(1060032)を試します。
- 4State/Provinceに日本の都道府県が出ない:先にCountryをJapanに切り替えます。
- 5文字数超過:Address欄が長い場合は建物名を省略し、部屋番号と番地・町名を優先します。
- 6職業欄で該当がない:学生・無職などの選択肢を選び、勤務先住所は空欄で進みます。
K-ETAの対象国・手数料・入力仕様は変更されることがあります。申請前に必ず公式サイトで最新の条件を確認してください。
他国の電子渡航認証と並べて考える
住所欄の分け方は国ごとに違いますが、日本の住所を逆順・半角ローマ字にする原則は共通です。
- アメリカのESTA
- Address Line 1 / 2に分ける形式(ESTAの住所欄の書き方)
- カナダのeTA
- 番地と町名が別の欄(カナダeTA申請の住所入力)
- オーストラリア・ニュージーランド
- ETA / NZeTA(オーストラリアETA・NZeTA申請の住所入力)
GlobalShipsで英語住所を自動生成
GlobalShips(globalships.jp)は、郵便番号を入力するだけで日本の住所を英語表記に変換する無料ツールです。番地・市区町村・都道府県・郵便番号が分かれた形で出力されるため、K-ETAのAddress / City / State / Zip codeの各欄にそのままコピーできます。処理はブラウザ内で完結し、住所情報が外部に送信されることはありません。
まとめ
K-ETAの住所入力で押さえるのは、①自宅住所は日本の住所を逆順・半角ローマ字にすること、②韓国滞在先は自分の住所ではなく宿泊先を入れること、③氏名はパスポートの券面と完全一致させること、の3点です。日本国籍者に申請が必要かどうかは免除措置の状況で変わるため、渡航時点の条件を公式サイトで確認してください。