TOEFL iBT・IELTS・TOEICなどの英語試験の申込フォームは英語で、氏名と住所をローマ字で入力する必要があります。ここで入力した氏名は当日の本人確認とスコアレポートに使われるため、住所以上に氏名の正確さが問われます。この記事では、申込フォームへの入力方法と、間違えると受験できなくなる注意点をまとめます。
氏名はパスポートと完全一致させる
最も重要なのがここです。TOEFL・IELTSの受験には有効なパスポート(または規定の身分証)が必要で、当日は券面の氏名と申込時の氏名が照合されます。1文字でも違うと受験を断られる、あるいはスコアが無効になる可能性があります。
- Family Name / Surname
- ITO(パスポートの姓)
- Given Name / First Name
- RYUICHIRO(パスポートの名)
- Middle Name
- 日本のパスポートには通常ないため空欄
注意したいのは長音とヘボン式の扱いです。伊藤は外務省のヘボン式では「ITO」ですが、申請時に「ITOH」を選んでいる人もいます。自分の記憶ではなく、必ずパスポートの券面を見て入力してください。詳しくは日本人の氏名をローマ字で書く方法、姓名の欄の意味はGiven Name・Surnameとは?で解説しています。
住所欄への振り分け(記入例)
住所は郵便物(スコアレポート・受験票)の送付先になります。〒106-0032 東京都港区六本木3-12-5 森タワー205号室なら次のように入れます。
- Address Line 1
- 3-12-5 Roppongi
- Address Line 2
- #205 Mori Tower
- City
- Minato-ku
- State / Province
- Tokyo
- ZIP / Postal Code
- 106-0032
- Country / Region
- Japan
- Phone
- +81 3-1234-5678
東京23区はCityに区名を入れ、State欄に「Tokyo」を入れます。政令指定都市は「Naka-ku, Yokohama-shi」とまとめると確実です。集合住宅では部屋番号を必ず入れてください。紙のスコアレポートを郵送する試験では、部屋番号の欠落がそのまま不着につながります。欄の意味はAddress Line 1・Address Line 2とは?、都道府県は都道府県の英語表記一覧を参照してください。
試験ごとの違い
- TOEFL iBT(ETS)
- ETSアカウントに氏名・住所を登録します。氏名の変更は受験前でも手続きが必要で、直前は間に合わないことがあります。スコアは基本オンライン閲覧で、紙のレポートは追加料金です。
- IELTS(ブリティッシュ・カウンシル/JSAF等)
- 申込時にパスポートの写しをアップロードします。券面と入力内容が一致しない場合は差し戻されます。成績証明書(TRF)は郵送されるため住所の正確さが重要です。
- TOEIC(IIBC)
- 国内試験のため申込は日本語ですが、公式認定証の氏名はローマ字表記です。ここもパスポートに合わせておくと留学・就職で使いやすくなります。
運営や手続きは変わることがあるため、最終的には各試験の公式サイトの案内を確認してください。会場での本人確認や試験申込全般の住所入力はPrometric(プロメトリック)試験申込の住所入力も参考になります。
スコア送付先(大学・機関)の指定
TOEFL・IELTSでは、スコアを直接大学へ送る指定ができます。ここで入力するのは自分の住所ではなく、送付先機関の情報です。
TOEFLはDIコード(Institution Code)で指定するため、大学名の綴りを入力する必要はありません。コードは出願先の大学サイトかETSの検索で調べられます。 IELTSは大学名・学部名・住所を入力する形式が多く、出願要項に記載された宛先をそのまま写します。
ここを自分の住所で埋めてしまうと、大学にスコアが届かず出願が不成立になります。無料送付枠には期限(受験前まで等)があるため、出願先が決まっているなら申込時に指定しておくのが得です。大学出願側の住所入力は大学出願の住所を英語で入力する方法で解説しています。
よくあるエラーと対処
- 1全角文字エラー:住所・氏名・電話番号の数字とハイフンをすべて半角にします。
- 2郵便番号の桁数エラー:106-0032で弾かれる場合は1060032とハイフンなしを試します。
- 3住所の自動補完が出ない:海外の申込システムは日本の住所データを持っていないことが多く、候補が出ないのは正常です。手入力で進めてください。
- 4State欄に日本の都道府県が出てこない:先にCountryをJapanに切り替えると選択肢が入れ替わります。
- 5電話番号エラー:国番号+81を付け、市外局番の先頭の0を取ります。詳しくは日本の電話番号の国際表記を参照してください。
- 6氏名の綴りを間違えて登録した:自己判断で放置せず、受験前に運営へ訂正を申請してください。当日の本人確認で不一致が判明すると受験できません。
GlobalShipsで英語住所を自動生成
GlobalShips(globalships.jp)は郵便番号を入力するだけで日本の住所を英語表記に変換する無料ツールです。Address Line / City / State / ZIP の欄ごとに分かれた形で出力されるため、ETS・IELTSの申込フォームにそのままコピーできます。処理はブラウザ内で完結し、住所情報が外部に送信されることはありません。
まとめ
英語試験の申込で最優先は氏名です。パスポートの券面と1文字も違わないように入力してください。住所は日本の住所を逆順・半角ローマ字にして各欄へ振り分け、集合住宅なら部屋番号まで入れます。スコア送付先の欄は自分の住所ではなく大学・機関の情報を入れるので取り違えないよう注意してください。