SSENSE、FARFETCH、MYTHERESA、MR PORTERといった海外のファッション通販サイトは日本への配送に対応していますが、配送先の住所は英語で入力しなければなりません。住所の形式が日本と違うため、どの欄に何を入れればよいか迷いやすい部分です。この記事では、日本の住所をこれらのサイトの配送先欄にどう入れるかを記入例つきで解説します。
住所の入力欄は世界共通の構造
海外ECの住所フォームは、サイトが違ってもほぼ同じ構造です。Address Line 1 に番地と通り名、Address Line 2 に建物名や部屋番号、City に市区町村、State / Province に州や県、ZIP / Postal Code に郵便番号、Country に国名が入ります。日本の住所をこの構造に当てはめるだけなので、一度覚えれば他のサイトでも使い回せます。欄の意味はAddress Line 1・Address Line 2とは?で詳しく解説しています。
日本の住所を英語にする基本
日本語は大きい単位から、英語は小さい単位から書きます。
- 日本語
- 〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23 青山レジデンス801号室
- 英語
- 801 Aoyama Residence, 5-6-23 Minamiaoyama, Minato-ku, Tokyo 107-0062, Japan
丁目・番・号はハイフンでつないで「5-6-23」とします。番地の考え方は番地・丁目の英語表記にまとめています。
配送先フォームへの振り分け(記入例)
上の住所例を各欄に当てはめると次のようになります。
- Address Line 1
- 5-6-23 Minamiaoyama
- Address Line 2
- 801 Aoyama Residence
- City
- Minato-ku
- State / Province / Region
- Tokyo
- ZIP / Postal Code
- 107-0062
- Country
- Japan
東京23区はCityに「Minato-ku」と区名を入れ、State欄に「Tokyo」を入れます。政令指定都市(横浜市・大阪市など)はCityに「Naka-ku, Yokohama-shi」のように区と市をまとめて入れると確実です。都道府県の英語表記は都道府県の英語表記一覧で確認できます。
住所が認識されない・候補が出ないとき
- 1住所の自動補完が効かない:海外サイトの補完機能は日本の住所データを持っていないことが多く、候補が出ないのは正常です。手入力で進めてください。
- 2「Invalid address」と出る:全角文字が混ざっていないかを確認します。ハイフンと数字はすべて半角にします。
- 3ZIPの桁数エラー:107-0062で弾かれる場合は1070062とハイフンなしを試します。
- 4State欄が北米の州のまま:先にCountryをJapanに切り替えてから開き直してください。
- 5文字数超過:Address Line 1が長い場合は建物名と部屋番号をAddress Line 2へ移します。
- 6電話番号:国番号+81を付け、先頭の0を取ります。詳しくは日本の電話番号の国際表記を参照してください。
関税・DDPの扱いを確認する
SSENSEやFARFETCHなど大手のサイトは、日本向けにDDP(Delivered Duty Paid=関税元払い)を採用していることが多く、購入時の価格に関税・消費税が含まれます。この場合、受け取り時に追加の支払いは発生しません。一方、DDU / DAP(関税着払い)のサイトでは、配達時に配送業者へ関税と消費税、通関手数料を支払う必要があります。チェックアウト画面で「Duties included」などの表記があるかを確認してください。通関書類の考え方は海外発送の通関申告書の書き方で解説しています。
請求先住所は配送先と分けて入れる
高額な買い物では、クレジットカードの不正利用対策として請求先住所(Billing Address)の照合が行われます。ここはカード会社に登録している住所を入れてください。配送先と請求先が違っていても問題はありませんが、請求先がカード登録と一致していないと決済が拒否されます。詳しくはBilling Addressとは?請求先住所に入れるものを参照してください。
GlobalShipsで英語住所を自動生成
GlobalShips(globalships.jp)は、郵便番号を入力するだけで日本の住所を英語表記に変換する無料ツールです。Address Line / City / State / ZIP の欄ごとに分かれた形で出力されるため、SSENSE・FARFETCHなどのフォームにそのままコピーできます。処理はブラウザ内で完結し、住所情報が外部に送信されることはありません。
まとめ
海外ファッション通販の住所入力は、日本の住所を逆順・半角・ローマ字にして各欄へ振り分けるだけです。Address Line 1に番地と町名、Address Line 2に建物名と部屋番号、Cityに市区町村、Stateに都道府県、CountryにJapanを入れます。住所の自動補完が効かないのは正常なので、手入力で進めてください。決済前にDDP(関税元払い)かどうかを確認しておくと、受け取り時の想定外の出費を避けられます。他の海外通販は海外通販の住所を英語で入力する方法も参考になります。