Steamでゲームを購入しようとすると、クレジットカード情報と一緒に「Billing Address(請求先住所)」の入力を求められます。Steamのクライアントは日本語表示でも、住所欄は英数字しか受け付けないことが多く、日本語のまま入力するとエラーになります。この記事では、日本の住所をSteamの請求先住所欄にどう入れるかを、記入例つきで解説します。
Steamで請求先住所が必要な理由
Steamがクレジットカード決済で請求先住所を求めるのは、カード会社に登録された住所と一致するかを照合するためです。これはAVS(Address Verification System)と呼ばれる不正利用対策で、住所が一致しないと決済が拒否されます。したがって、Steamに入れるべきなのは「今住んでいる住所」ではなく「カード会社に登録している住所」です。用語の意味はBilling Addressとは?請求先住所に入れるもので詳しく解説しています。
日本の住所を英語にする基本
日本語の住所は大きい単位から、英語は小さい単位から書きます。順序が逆になります。
- 日本語
- 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-5-12 サカエビル7階
- 英語
- 7F Sakae Bldg, 3-5-12 Sakae, Naka-ku, Nagoya-shi, Aichi 460-0008, Japan
丁目・番・号はハイフンでつないで「3-5-12」とします。全体の考え方は日本の住所を英語で書く方法にまとめています。
Steamの住所欄への振り分け(記入例)
Steamの支払い画面はおおむね次の構成です。上の住所例を当てはめます。
- Address Line 1
- 3-5-12 Sakae
- Address Line 2
- 7F Sakae Bldg
- City
- Naka-ku, Nagoya-shi
- State / Province
- Aichi
- Postal Code
- 460-0008
- Country
- Japan
City欄が1つしかないため、政令指定都市では「区+市」をまとめて入れると確実です。東京23区なら「Shinjuku-ku」だけで構いません。Address Line 1と2の使い分けはAddress Line 1・Address Line 2とは?を参照してください。
購入が完了しないときのチェックリスト
「取引を完了できませんでした」「お支払い方法が拒否されました」と出る場合、住所まわりで確認すべきは次の点です。
- 1カード会社の登録住所と一致しているか:引っ越し後にカード側の住所変更をしていなければ、旧住所が正解です。
- 2全角文字が混ざっていないか:数字・ハイフン・英字はすべて半角にします。
- 3郵便番号の形式:460-0008で弾かれる場合は4600008とハイフンなしを試します。
- 4国設定とカード発行国の不一致:Steamアカウントの国が「日本」なら日本発行のカードを使います。
- 5名義の綴り:カード券面のローマ字と完全に一致させます。表記は氏名のローマ字表記ガイドを参照してください。
- 6VPNの使用:接続国とアカウントの国が食い違うと、住所が正しくても決済が止まることがあります。
Steamアカウントの国設定について
Steamの国設定は、原則として支払い方法の請求先住所によって決まります。日本のカードを登録していれば日本ストアになります。国設定を変えると価格や購入可能なタイトルが変わりますが、頻繁な変更は制限されており、VPNを使った意図的な国変更は利用規約で禁止されています。住所の英語表記に迷っているだけであれば、国設定は日本のままで問題ありません。
住所を入力しても保存されない場合
入力後に画面が戻ってしまう、保存ボタンが押せないといった場合は、ブラウザ版のSteam(store.steampowered.com)で同じ操作を試してください。デスクトップクライアントの埋め込みブラウザは入力欄の挙動が不安定なことがあり、ブラウザ版なら通るケースがあります。それでも解決しない場合は、Address Line 1の文字数を減らし、建物名をAddress Line 2へ移してみてください。
GlobalShipsで英語住所を自動生成
GlobalShips(globalships.jp)は、郵便番号を入力するだけで日本の住所を英語表記に変換する無料ツールです。Address Line / City / State / Postal Code の欄ごとに分かれた形で出力されるため、Steamの請求先住所欄にそのままコピーできます。処理はブラウザ内で完結し、住所やカード情報が外部に送信されることはありません。
まとめ
Steamの請求先住所は、カード会社に登録された住所と一致させるのが最優先です。日本の住所を逆順・半角・ローマ字にして、Address Line 1に番地と町名、Address Line 2に建物名、Cityに市区町村、State / Provinceに都道府県、CountryにJapanを入れます。決済が通らないときは、まず全角文字とカード側の登録住所を疑ってください。同じ形式の決済フォームはApple ID・App Storeの請求先住所でも解説しています。