米国の非移民ビザを申請するオンライン申請書DS-160には、家族について答える「Family Information」のページがあります。父母の生年月日を正確に覚えていない、米国に住む親戚をどこまで書くか、離婚歴をどう書くか、といった点で手が止まりやすいページです。住所・電話番号のページはDS-160の住所・電話番号・メール欄の書き方で解説しています。
家族のページで聞かれる項目
家族の情報は、婚姻状況によってページ数が変わります。
Family Information: Relatives(全員) ・父の姓・名・生年月日、父が米国にいるか ・母の姓・名・生年月日、母が米国にいるか ・米国にいる近親者(婚約者・配偶者・子・兄弟姉妹)の有無 ・それ以外の親族が米国にいるか
Family Information: Spouse(既婚者) ・配偶者の姓・名・生年月日・国籍・出生地・住所
Family Information: Former Spouse(離婚した人) ・元配偶者の情報、結婚した日・終わった日・終わり方
婚姻状況(Marital Status)は、最初の個人情報のページで選びます。
父母の氏名と生年月日の書き方
父母の氏名は、姓(Surnames)と名(Given Names)を分けてローマ字で入れます。
記入例 Father's Surnames:ITO Father's Given Names:TARO Father's Date of Birth:12 MAY 1960 Is your father in the U.S.?:No
- Mother's Surnames
- ITO
- Mother's Given Names
- KEIKO
- Mother's Date of Birth
- 03 SEP 1962
- Is your mother in the U.S.?
- No
- 氏名の綴りは、パスポートを持っていればその表記に合わせます。持っていなければ、ヘボン式のローマ字で書きます
- 母の姓は、現在の姓を入れるのが一般的です。旧姓を求める説明が画面にある場合は、それに従います
- 生年月日は日・月・年を別々に選ぶ形式です。月は英語の略称(MAY・SEP)で並んでいます
両親の名前の英語表記の考え方はESTAの両親の名前の書き方でも解説しています。
分からない項目は「Do Not Know」
父母の氏名や生年月日が分からない場合は、その欄の横にある「Do Not Know」にチェックを入れます。
- 親と連絡が取れない、幼いころに離れて情報が無い場合などに使います
- 亡くなった親も、分かる範囲で氏名と生年月日を入れます。米国にいるかの質問は No です
- 推測で日付を入れるより、Do Not Know を使うほうが安全です
面接で聞かれた場合に説明できるようにしておけば十分です。
米国にいる親族の質問
Do you have any immediate relatives, not including parents, in the United States?(両親以外の近親者で、米国にいる人はいますか)という質問があります。
ここでいう近親者は、婚約者・配偶者・子ども・兄弟姉妹です。Yes の場合は、氏名・関係・米国での在留資格を選びます。
在留資格の選択肢の例 ・U.S. CITIZEN:米国市民 ・U.S. LEGAL PERMANENT RESIDENT (LPR):永住権保持者 ・NONIMMIGRANT:留学・就労などの非移民ビザで滞在中 ・OTHER/I DON'T KNOW:分からない
続いて、近親者以外の親族(おじ・おば・いとこなど)が米国にいるかを聞かれます。Yes の場合でも、詳細を入れる欄は出ないことが多いです。
留学先に兄弟がいる、親戚が米国に住んでいる、という場合は正直に答えます。
配偶者の情報(既婚者)
既婚の場合は、配偶者のページが出ます。
記入例 Spouse's Surnames:ITO Spouse's Given Names:KENJI Spouse's Date of Birth:20 JAN 1988 Spouse's Nationality:JAPAN Spouse's Place of Birth:City:NAGOYA / Country/Region:JAPAN Spouse's Address:SAME AS HOME ADDRESS
- 配偶者の住所は、同居していれば「Same as Home Address」を選びます
- 別居している場合は「Other (Specify Address)」を選び、日本の住所を逆順・半角ローマ字で欄ごとに入れます。書き方はDS-160の住所・電話番号・メール欄の書き方と同じです
- 配偶者の旧姓を聞かれた場合は、結婚前の姓を入れます
離婚・死別している場合
婚姻状況で DIVORCED(離婚)を選ぶと、元配偶者のページが出ます。
- 元配偶者の数(Number of Former Spouses)
- 元配偶者の姓・名・生年月日・国籍・出生地
- Date of Marriage:結婚した日
- Date Marriage Ended:婚姻が終わった日(離婚が成立した日)
- How the Marriage Ended:終わり方を短い英語で書く(例:DIVORCE)
- Country/Region Marriage was Terminated:離婚した国(JAPAN)
配偶者と死別した場合は WIDOWED を選び、亡くなった配偶者の情報を入れます。再婚している場合は、現在の配偶者の情報に加えて、元配偶者の情報も求められます。
日付は戸籍の記載に合わせると、面接で聞かれたときに説明しやすくなります。続柄の英語は住民票の続柄の英訳一覧が参考になります。
入力でつまずきやすい点
- 1名前の順番を逆にする:姓と名は別の欄です。Surnames に名を入れないよう、欄の名前を確認します
- 2生年月日の形式:日・月・年を別々に選びます。米国式の「月/日/年」と混同しないようにします
- 3親族の範囲:近親者の質問に、おじ・おば・いとこは含めません。次の質問で答えます
- 4配偶者の住所:同居していれば Same as Home Address を選ぶだけで済みます
- 5保存し忘れ:DS-160は一定時間で操作が切れます。Application ID を控え、ページごとに保存します
次のページは勤務先・学歴です。書き方はDS-160の勤務先・学歴欄の書き方にまとめています。