家族旅行でイギリスへ行くとき、ETAは全員分が必要です。大人が1人でまとめて手続きすることが多いですが、入れる情報が「手続きする人のもの」と「申請される人のもの」で混ざりやすく、そこで間違いが起きます。この記事では、どの欄に誰の情報を入れるかを整理します。
ETAは1人ずつ・子どもも必要
ETAは渡航する人ごとに必要です。年齢による免除は無く、赤ちゃんでも申請します。家族の分をまとめて1回で申請する仕組みではなく、1人ずつ申請を作り、料金も1人ずつ支払います。
申請はアプリかGOV.UKのサイトで行います。アプリではパスポートのICチップを読み取り、顔写真を撮る流れになります。端末は1台で構いません。料金や対象者の条件は変わることがあるため、申請前に公式案内で確認してください。
誰の情報をどの欄に入れるか
他の人の分を申請するときは、次のように分けて考えます。
手続きする人(あなた)の情報 ・他の人のための申請であることを選ぶ質問 ・手続きする人の名前・連絡先(求められた場合)
申請される人(家族)の情報 ・パスポート情報(読み取り) ・顔写真 ・自宅住所 ・職業 ・犯罪歴などの質問への回答
間違いやすいのは、職業や質問への回答に、手続きする人自身の答えを入れてしまうことです。質問の主語は申請される人です。
子どもの分の書き方
子どもの分は、次の書き方で足ります。
- 住所:親と同じ住所を、親の申請と同じ英語表記で入れる
- 職業:未就学児は Child、小中高生・大学生は Student
- 勤務先:該当なし(空欄にできない場合は画面の選択肢に従う)
- 連絡先:親のメールアドレスと電話番号
- 犯罪歴などの質問:子ども本人についての質問として答える
顔写真は、子ども本人の顔を撮ります。小さい子どもは正面を向かせにくいので、明るい場所で背景を無地にして撮ると通りやすくなります。写真の条件は画面の案内に従ってください。
親・配偶者など大人の分の書き方
大人の家族の分は、本人が自分で申請するのと同じ内容を入れます。
- 職業:本人の職種(会社員なら職種名、退職していれば Retired、家事に専念していれば Homemaker)
- 連絡先:本人が受信できるメールアドレスがあれば本人のもの。無ければ手続きする人のもの
- 質問への回答:本人に確認してから入れる
犯罪歴や過去の入国拒否などの質問は、手続きする人が推測で答えてはいけません。必ず本人に確認してください。職業の英語表記はイギリスETAの職業(Job title)欄の書き方に一覧があります。
記入例:4人家族を1台のスマホで申請する
父(会社員・営業)、母(パート)、長男(高校生)、長女(5歳)の4人の場合です。
- 1人目
- 父の申請。自分のための申請として、父の情報で入れる。職業 Sales Representative
- 2人目
- 母の申請。他の人のための申請として、手続きする人(父)の情報を入れたうえで、母のパスポート・写真・住所・職業 Retail Assistant
- 3人目
- 長男。職業 Student、住所は父と同じ表記
- 4人目
- 長女。職業 Child、住所は父と同じ表記
住所は、1人目で入れた英語表記をメモしておき、全員分そこから写すと表記が揃います。英語の住所はGlobalShips(globalships.jp/tools/uk-eta-address)で作れます。
支払いと結果の受け取り
料金は申請ごとにかかります。家族全員分を同じクレジットカードで支払って構いません。カードの請求先住所の入れ方はイギリスETAの住所欄の書き方の支払いの項で扱っています。
結果は申請ごとに届きます。全員分の許可が出たことを、1人ずつ確認してください。1人だけ追加の確認が入って遅れることもあるため、出発の直前ではなく余裕をもって申請します。
連絡先の入れ方はイギリスETAの連絡先欄の書き方にまとめています。
よくある間違い
①家族の申請で、職業欄に手続きする人の職業を入れる ②犯罪歴などの質問を、本人に確認せず推測で答える ③子どもの分を忘れる(子どもも必要) ④家族で住所の英語表記がばらばらになる ⑤1人分の許可だけ確認して、残りを確認しない
申請を送る前に、名前とパスポート番号が申請される人のものになっているかを1人ずつ見直してください。
まとめ
ETAは家族でも1人ずつ、子どもも含めて申請します。1台の端末で続けて手続きできますが、手続きする人の情報と申請される人の情報を混ぜないことが大切です。子どもの職業は Child か Student、住所は全員同じ英語表記に揃えます。質問への回答は本人に確認してから入れてください。手続きの仕様は変わることがあるため、申請前にGOV.UKの公式案内で確認してください。