海外通販やホテル予約、ESTAの住所欄で「東京都」を英語でどう書くか迷う人は多くいます。結論は「Tokyo」の一語です。ただし東京都には23の特別区があり、市や郡と扱いが違うため、City欄に何を入れるかで手が止まりやすいところです。本記事では東京都の英語表記と、住所欄での正しい入れ方を解説します。
結論:住所欄では「Tokyo」の一語で書く
東京都の英語表記は「Tokyo」です。住所の中では次のように使います。
例:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目38番1号 → 3-38-1 Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo 160-0022, Japan
海外サイトの State / Province / Region 欄には「Tokyo」だけを入力します。「Tokyo-to」と書いても届きますが、フォームのプルダウンや自動照合では「Tokyo」が標準です。余計な語を足さないほうが通りやすくなります。
「Tokyo-to」「Tokyo Metropolis」はいつ使うのか
「都」は英語で Metropolis と訳されるため、東京都の正式な英訳として「Tokyo Metropolis」という表記が存在します。東京都庁の英語名も Tokyo Metropolitan Government です。
ただし、これを使うのは行政組織や制度を説明する文章の中だけです。荷物の宛先や入力フォームでは使いません。理由は2つあります。
- 1配達に不要:郵便番号と Tokyo があれば配送業者は特定できます。
- 2文字数制限に引っかかる:State欄は短く設計されていることが多く、長い表記は切り詰められます。
同じ理由で「Tokyo-to」も住所欄では避けて構いません。都道府県全体の -ken / -fu / -to の考え方は都道府県の英語表記一覧にまとめています。
23区はCity欄に「-ku」を付けて入れる
東京23区は、他県の「市」に相当する独立した自治体です。そのため City 欄には区名を入れます。
新宿区 → Shinjuku-ku 渋谷区 → Shibuya-ku 港区 → Minato-ku 千代田区 → Chiyoda-ku 世田谷区 → Setagaya-ku 江戸川区 → Edogawa-ku
注意したいのは、23区の場合は市名を書かないという点です。「Shinjuku-ku, Tokyo-shi」のような書き方は存在しません。東京に「東京市」は無いためです。
また、横浜市や大阪市の区(行政区)とは性質が違います。政令指定都市の区は市の一部なので「Naka-ku, Yokohama-shi」と市までセットで書きますが、東京23区は「Shinjuku-ku」だけで完結します。
市部・郡部・島嶼部の書き方
東京都は23区だけではありません。多摩地域の市町村と、伊豆諸島・小笠原諸島があります。
【市部】26市。通常どおり -shi を付けます。 八王子市 → Hachioji-shi 町田市 → Machida-shi 武蔵野市 → Musashino-shi 三鷹市 → Mitaka-shi
【郡部】西多摩郡に町村があり、住所に郡名が入ります。 西多摩郡瑞穂町 → Mizuho-machi, Nishitama-gun 西多摩郡檜原村 → Hinohara-mura, Nishitama-gun
【島嶼部】郡ではなく支庁の管轄ですが、住所表記に支庁名は入れません。 大島町 → Oshima-machi 八丈町 → Hachijo-machi 小笠原村 → Ogasawara-mura
City欄が1つしかないフォームでは「Mizuho-machi, Nishitama-gun」のようにカンマでつないで1行に入れれば届きます。
State欄のプルダウンで迷ったとき
海外サイトの State / Province 欄がプルダウン形式の場合、Country で Japan を選ぶと日本の都道府県一覧に切り替わります。ここで表示される名称はサイトによって揺れがあります。
- 「Tokyo」……最も一般的。これを選びます。
- 「Tokyo-to」「Tokyo To」……同じものです。これしか無ければ選んで問題ありません。
- 「Tokyo Metropolis」「Tokyo Prefecture」……これも同じです。
アメリカの州一覧のまま切り替わらない場合は、Country を先に Japan にしていないことがほとんどです。国を選び直すと State 欄の中身が入れ替わります。それでも変わらないサイトでは、自由入力欄に「Tokyo」と打ち込みます。
住所欄での記入例(海外サイト共通)
海外通販・ホテル予約・ESTAなど、英語の住所フォームはおおむね同じ構造です。
【23区の場合】〒160-0022 東京都新宿区新宿3-38-1 GlobalShipsビル405号室 Address Line 1:3-38-1 Shinjuku Address Line 2:#405 GlobalShips Building City:Shinjuku-ku State / Province / Region:Tokyo ZIP / Postal Code:160-0022 Country:Japan
【市部の場合】〒192-0083 東京都八王子市旭町1-1 Address Line 1:1-1 Asahicho City:Hachioji-shi State / Province / Region:Tokyo ZIP / Postal Code:192-0083 Country:Japan
建物名と部屋番号は Address Line 2 に回します。Line 1 に詰め込んで文字数制限に引っかかるより確実です。Line 1 と Line 2 の使い分けはAddress Line 1・2とはで解説しています。
GlobalShipsで英語表記を自動生成
GlobalShips(globalships.jp)は、郵便番号を入力するだけで東京都内の区市町村・町名を英語に自動変換し、Address Line・City・State・ZIP の各欄に振り分けた形で英語住所を生成する無料ツールです。23区と市部で City 欄の書き方が変わる点も自動で処理します。すべての変換をブラウザ内で完結させるため、住所や氏名が外部に送信されることはありません。
まとめ
東京都の英語表記は「Tokyo」で、住所欄に -to や Metropolis は不要です。23区は City 欄に「Shinjuku-ku」のように -ku を付けて入れ、市名は書きません。市部は -shi、郡部は「町村名, 郡名」の順で入れます。大阪・京都のように府名と市名が重なる場合の書き方は大阪府の英語表記を、住所全体の組み立て方は日本の住所を英語で書く方法を参照してください。