インドのe-Visa(電子ビザ)申請は、他国の電子渡航認証より入力項目が多く、特に「Applicant Details(申請者の詳細)」と「Family Details(家族の詳細)」のページで手が止まりがちです。宗教や身体的特徴、父母の出生地など、普段の書類では聞かれない項目があるためです。住所と参照人の書き方はインドe-Visa申請の住所入力にまとめているので、この記事では申請者詳細と家族の欄を扱います。
このページで聞かれる主な項目
申請は複数のページに分かれていて、申請者の詳細と家族の情報は、おおむね次の項目です。欄の名前や順序は変わることがあるため、画面の表示に従ってください。
Applicant Details(申請者の詳細) ・Surname / Given Name:姓・名 ・Have you ever changed your name?:改姓・改名の有無 ・Gender / Date of Birth:性別・生年月日 ・Town/City of birth / Country of birth:出生地の市区町村・国 ・Citizenship/National Id No.:国民ID番号 ・Religion:宗教 ・Visible identification marks:目に見える身体的特徴 ・Educational Qualification:最終学歴 ・Nationality:国籍、国籍の取得方法
Family Details(家族の詳細) ・Father's / Mother's Details:父・母の氏名、国籍、出生地 ・Marital Status:婚姻状況、既婚なら配偶者の情報
出生地と国民ID番号の書き方
Town/City of birth(出生地)には、生まれた市区町村をローマ字で入れます。パスポートの「本籍」は出生地ではないので注意します。
記入例 Town/City of birth:YOKOHAMA Country of birth:JAPAN
- 東京23区で生まれた場合は TOKYO、区名まで入れたい場合は MINATO-KU, TOKYO のようにします
- 生まれた場所がはっきりしない場合は、母子手帳などで確認します
Citizenship/National Id No.(国民ID番号)は、マイナンバーを入れるかどうかで迷う欄です。入れない場合は「NA」と入れる例が多く見られます。パスポート番号で代用しないことが要点です。考え方はESTAの国民ID番号の書き方と同じです。出生地の書き方はESTAの出生地(City of Birth)の書き方でも解説しています。
宗教・身体的特徴・学歴の欄
日本の書類では聞かれない項目が3つ続きます。
Religion(宗教) プルダウンから選びます。BUDDHISM・CHRISTIAN などの選択肢があり、当てはまらなければ OTHERS を選んで内容を入れる形式です。特定の宗教を信仰していないときの選び方は、表示される選択肢を見て判断します。
Visible identification marks(目に見える身体的特徴) ほくろや傷あとなど、外見で本人を見分けられる特徴を英語で短く書きます。 ・特徴が無い場合:NONE ・ほくろがある場合:MOLE ON LEFT CHEEK(左頬にほくろ) ・傷あとがある場合:SCAR ON RIGHT HAND(右手に傷あと) 空欄にするとエラーになることがあるため、無ければ NONE と入れます。
Educational Qualification(最終学歴) プルダウンから選びます。大学卒業なら GRADUATE、大学院修了なら POST GRADUATE、高校卒業なら HIGHER SECONDARY に当たる選択肢を選びます。
国籍と国籍の取得方法
Nationality(国籍)には JAPAN を選びます。続いて、国籍を出生で得たか(By Birth)、帰化で得たか(Naturalization)を聞かれます。日本で生まれて日本国籍を持っている人は By Birth です。
帰化で日本国籍を取得した人は Naturalization を選び、以前の国籍(Previous Nationality)を入れます。
あわせて、申請している国(日本)に2年以上住んでいるかを聞く質問があります。日本に住んでいる人は Yes です。
父母の情報(Father's / Mother's Details)
父と母それぞれについて、氏名・国籍・出生地を入れます。
記入例 Father's Name:ITO TARO Nationality:JAPAN Previous Nationality:(無ければ空欄または該当なし) Place of birth:TOKYO Country of birth:JAPAN
- Mother's Name
- ITO KEIKO
- Nationality
- JAPAN
- Place of birth
- OSAKA
- Country of birth
- JAPAN
- 氏名はローマ字で、名前の順番は画面の案内に合わせます。パスポートと同じく「姓 名」の順で入れる例が多いです
- 母の姓は、現在の姓を入れるのが一般的です
- 亡くなった親の情報も入れる欄があります。分かる範囲で入れ、扱いは画面の案内に従います
両親の氏名の英語表記はESTAの両親の名前の書き方でも解説しています。
婚姻状況と配偶者の情報
Marital Status(婚姻状況)で SINGLE(未婚)か MARRIED(既婚)を選びます。
既婚の場合は、配偶者の氏名・国籍・出生地を入れる欄が出ます。
記入例 Spouse's Name:ITO KENJI Nationality:JAPAN Place of birth:NAGOYA Country of birth:JAPAN
離婚・死別の場合の選び方は、表示される選択肢に従ってください。
祖父母の国籍などの追加質問
家族のページには、申請者や父母・祖父母が特定の国の国籍を持っていたかを聞く質問があります。日本の家系で該当が無ければ No です。
該当する場合は、詳細を入れる欄が出ます。質問の対象や表現は変わることがあるため、画面の文面をよく読んで答えてください。
続くページでは、職業(Profession / Occupation)と勤務先、過去のインド渡航歴、参照人(Reference)を入れます。勤務先の住所と参照人の書き方はインドe-Visa申請の住所入力を見てください。
入力でつまずきやすい点
- 1セッション切れ:入力に時間がかかると画面が切れることがあります。最初に表示される申請番号(Temporary Application ID)を控え、ページごとに保存します
- 2全角の混入:氏名・地名は半角の大文字で入れます。日本語入力のままだと全角になり、エラーの原因になります
- 3空欄のエラー:任意に見える欄でも空欄だと進めないことがあります。該当が無い場合は NA や NONE を入れる例が多く見られます
- 4パスポートとの不一致:氏名・生年月日・パスポート番号は券面と1文字も違わないようにします
申請は必ずインド政府の公式サイトから行ってください。代行サイトは手数料が上乗せされることがあります。