家族旅行でカナダへ空路で行くとき、eTAは1人ずつ必要です。大人が全員分をまとめて手続きすることが多いですが、最初の質問の答え方を間違えたり、手続きする人の情報と申請される人の情報を混ぜたりすると、入力のやり直しになります。この記事では、他の人の分を申請するときの流れと欄の書き方を整理します。
eTAは1人1件・子どもも必要
eTAは、空路でカナダに入国・乗り継ぎする人ごとに必要です。子どもも対象で、家族全員を1件にまとめることはできません。料金も1人ずつかかります。
申請はカナダ政府の公式サイトから行います。1人分の申請を送ったら、続けて次の人の申請を始める流れです。料金や対象者の条件は変わることがあるため、申請前に公式サイトで確認してください。
最初の質問「Are you applying on behalf of someone?」
申請の最初に、他の人の代わりに申請しているかを聞かれます。
- 自分の分を申請する:No
- 子ども・親・配偶者など、他の人の分を申請する:Yes
Yes を選ぶと、手続きする人の立場や情報を入れる欄が出てきます。家族の分を1人の大人がまとめて手続きする場合、2人目以降はすべて Yes です。
自分の分を申請するときに誤って Yes を選ぶと、代理人の欄が出てきて入力がややこしくなります。最初の質問は落ち着いて答えてください。
手続きする人(代理人)の欄の書き方
Yes を選んだ後は、手続きする人の情報を入れます。おおむね次の内容です。
- 立場:親・法定保護者として子どもの分を申請するのか、それ以外の代理人なのか
- 報酬の有無:家族の手続きなら、報酬を受け取っていない(unpaid)
- 手続きする人の氏名
- 手続きする人の住所・連絡先(求められた場合)
記入例(母が長男の分を申請する場合) 立場:親(Parent/legal guardian of a minor) Surname:YAMADA / Given name:HANAKO
報酬を受け取って手続きする代理人には、別の条件があります。家族の分を無償で手続きするなら、報酬を受け取っていない側を選びます。欄の名前や選択肢は変わることがあるため、画面の表示に従ってください。
申請される人の欄:本人の情報で入れる
代理人の欄の後は、申請される人本人の情報を入れます。手続きする人の情報ではありません。
- パスポート情報:氏名・パスポート番号・発行日・有効期限・生年月日・国籍
- 婚姻の状況:本人について
- 職業・勤務先:本人の職業
- 自宅住所:本人の住所(家族なら同じ住所を同じ表記で)
- メールアドレス:結果を受け取るアドレス(子どもは親のもの)
- 質問への回答(過去のビザ拒否・犯罪歴・病気など):本人について答える
間違いやすいのは、職業欄や質問への回答に、手続きする人自身の答えを入れてしまうことです。質問の主語は申請される人です。
子どもの分の書き方
子どもの申請は、次の書き方で足ります。
- 婚姻の状況:Never Married(未婚)
- 職業(Occupation):小中高生・大学生は Student。未就学児は画面の選択肢から近いもの(無職扱いなど)を選ぶ
- 勤務先・学校名:学生なら学校名を英語で(例:Shibuya Junior High School)
- 住所:親と同じ住所を、親の申請と同じ英語表記で入れる
- メールアドレス:親のアドレス
- 質問への回答:子ども本人についての質問として答える
子どものパスポート番号・氏名を、親や兄弟のものと取り違えないよう、1人ずつ見直してください。職業欄の書き方はカナダeTAの職業・勤務先欄の書き方にまとめています。
記入例:4人家族を1人が続けて申請する
父(会社員)、母(パート)、長男(中学生)、長女(5歳)の4人を、父が手続きする場合です。
- 1人目
- 父の申請。最初の質問は No。職業は父の職種
- 2人目
- 母の申請。最初の質問は Yes、代理人は父(報酬なし)。母のパスポート・職業
- 3人目
- 長男。最初の質問は Yes、代理人は父(親として)。職業 Student、学校名を英語で
- 4人目
- 長女。最初の質問は Yes、代理人は父(親として)。職業は画面の選択肢から
住所は全員同じ英語表記にします。 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷マンション1203号室 → Apartment/Unit:1203 / Street number:2-21-1 / Street name:Shibuya → City/Town:Shibuya-ku / Province/State:Tokyo / Postal code:150-0002 / Country:Japan
英語の住所はGlobalShips(globalships.jp/tools/canada-eta-address)で郵便番号から作れます。
支払いと結果の受け取り
eTAは申請ごとに支払います。家族全員分を同じクレジットカードで払って構いません。カードの名義人と申請される人が別の人でも大丈夫です。
結果はメールで届きます。子どもの分は、親のメールアドレスで受け取るのが現実的です。全員分の承認メールが届いたことを1人ずつ確認してください。多くは短時間で結果が出ますが、追加の書類を求められて時間がかかることもあるため、出発の直前ではなく余裕をもって申請します。
申請番号は1人ずつ控えておきます。
よくある間違い
①自分の分の申請で「代理で申請している」に Yes を選ぶ ②家族の申請で、職業欄に手続きする人の職業を入れる ③犯罪歴などの質問を、本人に確認せず推測で答える ④子どものパスポートを兄弟のものと取り違える ⑤家族で住所の英語表記がばらばらになる
パスポート・氏名の欄の書き方はカナダeTAのパスポート・個人情報欄の書き方、住所はカナダeTAの住所の書き方にまとめています。