オーストラリアETA(Electronic Travel Authority)は、日本人が観光や短期の商用でオーストラリアに渡航するときに使う電子渡航認証です。申請は公式アプリ(AustralianETA)から行います。パスポートの写真ページとICチップを読み取り、顔写真を撮ったあと、連絡先や質問に答えて申請します。住所欄の書き方はオーストラリアETA・NZeTA申請の住所入力、滞在先の書き方はオーストラリアの滞在先住所の書き方にまとめています。この記事では、それ以外の欄を扱います。
申請の流れと手で入れる欄
アプリでの申請は、おおむね次の順で進みます。画面の表現や順序はアプリの版によって変わることがあるため、実際の表示に従ってください。
- 1パスポートの写真ページを撮影する
- 2パスポートのICチップを読み取る
- 3顔写真を撮影する(本人確認)
- 4連絡先(メール・電話番号)
- 5住所
- 6他のパスポート・身分証、別名の質問
- 7犯罪歴などの質問(Character)
- 8申請内容の確認と支払い
1〜3でパスポートの氏名・番号・生年月日・国籍・有効期限は自動で入ります。読み取り後の確認画面で、券面と1文字ずつ見比べてください。
パスポートの読み取りと顔写真
読み取りと撮影で止まる人が多いので、先に準備しておきます。
写真ページの撮影 ・明るい場所で、パスポートを平らな台に置く ・照明の反射で文字が白く飛ばないよう、角度を少し変える ・ページ下部の2行の英数字(機械読み取り欄)が枠に収まるようにする
ICチップの読み取り ・スマートフォンのケースを外す ・閉じたパスポートの表紙側にスマートフォンの背面を当て、読み取りが終わるまで動かさない ・読み取れないときは、当てる位置を少しずつずらす
顔写真 ・帽子・眼鏡を外し、無地の壁の前で撮る ・逆光を避け、顔全体が明るく写るようにする
アプリが対応していない端末では申請できないことがあります。その場合は家族の端末など、対応する端末を使います。
連絡先:メールと電話番号
メールアドレスは、承認や追加の連絡を受け取るために使われます。普段確認しているアドレスを入れ、迷惑メールフォルダに振り分けられていないかも確認します。
電話番号は、国番号と番号を分けて入れる形式が一般的です。
記入例(携帯 090-1234-5678) Country code:+81(Japan) Phone number:9012345678 または 90 1234 5678(画面の形式に合わせる)
- 先頭の0は取ります。+81 090… のように0を残すと、つながらない番号になります
- ハイフンや空白が使えるかは画面のチェックに従います
日本の電話番号を国際形式にする手順は日本の電話番号を国際表記にする方法で詳しく解説しています。
他のパスポート・身分証の質問
申請の途中で、ほかにパスポートや国の身分証明書を持っているかを聞かれることがあります。表現はアプリの版によって異なります。
日本国籍だけの人 ・他国のパスポートを持っていなければ、他のパスポートの質問は No です ・期限切れの古い日本のパスポートは「他の国のパスポート」ではありません ・身分証明書(national identity card など)について聞かれた場合は、画面の説明でどの書類が対象かを確認して答えます
二重国籍の人 ・もう1つの国のパスポートを持っていれば Yes を選び、その番号や国を入れます ・ETAは申請に使ったパスポートに結び付くので、入国にも同じパスポートを使います
外国の永住権やビザは、パスポートや国籍ではありません。
別名・旧姓の質問
これまでに別の名前を使ったことがあるかを聞かれる場合があります。
- 結婚などで姓が変わった人は、旧姓を「別の名前」として入れるのが一般的です
- ローマ字の綴りだけが違う場合(例:OHNO と ONO)も、別の綴りでパスポートを持っていたことがあれば入れておくと照合で困りません
- ニックネームや通称は通常対象外です。対象の範囲は画面の説明を確認します
別の名前の考え方はESTAと同じです。詳しくはESTAの別名(Other Names)の書き方を参照してください。
犯罪歴などの質問(Character)
ETAの申請では、犯罪歴などについての質問(Character)に答えます。画面の質問文をよく読み、事実どおりに答えます。
- 質問は「過去に有罪判決を受けたことがあるか」など、対象が細かく定められています。交通違反の扱いや、刑の重さによる区分などは、画面の説明と公式の案内で確認します
- 該当する場合、ETAが発給されず、別の種類のビザ(Visitor visa)の申請が必要になることがあります
- 事実と違う回答は、認証の取り消しや入国拒否につながります
該当するか判断できない場合は、送信前に公式の案内を確認するか、専門家に相談してください。
家族の分を申請するとき・申請後の確認
ETAは1人ずつ必要で、子どもも対象です。同じスマートフォンで家族の分を続けて申請できますが、パスポートの読み取りと顔写真の撮影は1人ずつ行います。
- 子どものパスポートを、親のものと取り違えていないか確認する
- 同居家族なら住所は同じでかまいません
- 連絡先は、通知を確実に受け取れる保護者のメールでもかまいません
申請後 ・結果はアプリやメールで通知されます。状況はアプリで確認できます ・ETAは申請に使ったパスポートに結び付いています。パスポートを更新したら、新しいパスポートで申請し直します ・有効期間と1回の滞在期間には上限があります。具体的な期間は公式の案内で確認してください
送信前の確認リスト
送信前に、次の5点を確認します。
- 1読み取った氏名・パスポート番号・有効期限が券面と一致している
- 2電話番号の先頭の0を取り、国番号 +81 を選んでいる
- 3メールアドレスに打ち間違いがない
- 4他のパスポートの質問に、外国の永住権やビザを入れていない
- 5犯罪歴などの質問に事実どおり答えた
オーストラリアETAの住所・滞在先とあわせて、送信前に一度画面を最後まで見直してください。申請の要件や画面の仕様は変わることがあるため、申請前にオーストラリア内務省の公式案内で確認してください。