インドe-Visa(電子ビザ)の申請では、申請者・家族の情報のあとに「職業(Profession / Occupation Details of Applicant)」の欄があります。プルダウンの選択肢が日本の働き方とぴったり合わないこと、勤務先住所を英語で書く必要があることから、手が止まりやすいページです。この記事では、各欄に何を入れるかを記入例つきで整理します。選択肢や欄の名前は変わることがあるため、申請画面の表示に従ってください。
このページで聞かれる主な項目
職業のページでは、おおむね次の項目を入れます。
- Present Occupation(現在の職業):プルダウン
- Employer Name/business(勤務先名・事業名)
- Designation(役職・職名)
- Address(勤務先住所)
- Phone(勤務先電話番号)
- Past Occupation(過去の職業):該当があれば
- 軍・警察・治安組織での勤務歴の質問
このページの前後で、家族の情報と、過去のインド渡航歴・参照人(Reference)を入れます。
Present Occupation の選び方
プルダウンには職業の分類が並んでいます。日本の働き方との対応の目安です。
会社員(民間企業)→ PRIVATE SERVICE 公務員 → GOVERNMENT SERVICE 会社経営・役員 → BUSINESS PERSON など事業者向けの選択肢 個人事業主・フリーランス → SELF EMPLOYED/PROFESSIONAL(医師・弁護士など資格職の選択肢があればそちら) 学生 → STUDENT 専業主婦・主夫 → HOUSE WIFE などの選択肢 退職者 → RETIRED 働いていない → UN-EMPLOYED などの選択肢
派遣社員・契約社員も、民間の会社で働いていれば PRIVATE SERVICE で構いません。どれにも当てはまらない場合は OTHERS を選び、内容を書く欄があれば具体的な職種を英語で入れます。
Employer Name と Designation の書き方
Employer Name には、勤務先の英語の正式名称を入れます。会社のWebサイトや名刺に英語表記があればそれに合わせます。
株式会社ABC商事 → ABC Trading Co., Ltd.(英語名がなければ ABC Shoji Co., Ltd.) 〇〇市役所 → 〇〇 City Office
Designation には役職か職名を入れます。
一般社員(営業)→ Sales Representative 課長 → Section Manager エンジニア → Software Engineer 看護師 → Nurse
「Company Employee」「Staff」だけだと職種が伝わりません。何をしている人かが分かる職名にします。職名の英訳はイギリスETAの職業欄(Job title)の書き方の職種別の記入例が参考になります。
勤務先の住所と電話番号
勤務先住所は、日本の住所を英語の順番(番地→町名→市区町村→都道府県)に並べ替えて入れます。
- 日本語
- 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-2-3 丸の内ビル10階
- 英語
- 10F Marunouchi Bldg., 1-2-3 Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo 100-0005
電話番号は国番号を付けて、先頭の0を取ります。 03-1234-5678 → +81-3-1234-5678(欄の形式によっては 81312345678)
欄が「Address」1つだけの場合は、上の英語住所をそのまま1行で入れます。勤務先住所の詳しい分け方はインドe-Visa申請の住所入力で解説しています。
学生・主婦・退職者・働いていない人
勤務先が無い人は、次のように考えます。
- 学生:Present Occupation は STUDENT。Employer Name 欄に学校名(〇〇 University)、Designation に Student を入れます。住所は学校の住所です
- 専業主婦・主夫:該当の選択肢を選びます。勤務先欄が出る場合、画面の指示に従って配偶者の勤務先を入れるか、NA(Not Applicable)とします
- 退職者:RETIRED を選び、Past Occupation(過去の職業)に退職前の職業を入れます
- 働いていない:該当の選択肢を選び、勤務先欄は NA とします
必須欄を空欄にできない場合に NA を入れるのは一般的な扱いですが、欄ごとの指示(「配偶者の詳細を入れる」など)が画面に出ていればそちらに従ってください。
Past Occupation と軍・警察の勤務歴の質問
Past Occupation(過去の職業)は、転職前の職業や退職前の職業を入れる欄です。現在と同じ職種なら空欄や NA にできる場合があります。
職業のページには、軍・準軍事組織・警察・治安組織で働いていたことがあるかを聞く質問があります。自衛隊・警察・海上保安庁などに勤務していたことがあれば Yes を選び、組織名・役職・階級・勤務地を入れる欄に答えます。該当が無ければ No です。
- 記入例(元自衛官の場合)
- Organization
- Japan Ground Self-Defense Force
- Designation
- Sergeant
- Rank
- Sergeant
- Place of Posting
- Asaka, Saitama
階級の英訳に迷う場合は、所属組織の英語表記に合わせてください。
よくある入力エラーと対処
①勤務先名に「株式会社」とローマ字で入れる Kabushiki Kaisha と書く必要はありません。Co., Ltd. または Inc. を使います。
②住所に日本語や全角文字が混ざる 全角のハイフン・数字はエラーになりやすいので、半角で入れ直します。
③電話番号の形式エラー + やハイフンが使えない欄があります。81312345678 のように数字だけにしてみます。
④職業の選択とビザの種類の食い違い 観光(e-Tourist Visa)で申請する場合でも、職業欄は現在の職業を事実どおりに入れます。商談目的なら e-Business Visa の種類を選びます。