ヤマト運輸(クロネコヤマト)は国内宅配便の最大手ですが、国際宅急便サービスも提供しています。国内の利便性を活かしながら海外発送できる点が魅力です。本記事ではヤマト国際宅急便の特徴と英語住所の書き方を解説します。
ヤマト国際宅急便の概要
ヤマト運輸の「国際宅急便」はFedExとの提携により提供されています。全国のヤマト営業所・コンビニから発送でき、FedExの国際ネットワークを使って配達されます。
- 対応地域
- 120以上の国・地域
- 配達日数
- 2〜5営業日(地域による)
- 料金
- 重量・サイズ・目的地によって異なる
- 追跡
- ヤマトのウェブサイトとFedExの両方で追跡可能
送り状の英語住所の記入方法
ヤマト国際宅急便の送り状はFedExフォーマットに準拠しています。
- Recipient Name(受取人名)
- 大文字推奨(例:TARO YAMADA)
- Address Line 1(住所1)
- 番地・通り名(例:2-16-3 Konan)
- Address Line 2(住所2、任意)
- 建物名・部屋番号
- City(都市)
- 市名または都市名
- State/Province(州・省)
- 州略称または省名
- Postal Code(郵便番号)
- 目的地国の郵便番号
- Country(国)
- 国名(例:United States)
- Phone(電話番号)
- 受取人の電話番号(必須)
ヤマトとFedEX・DHLとの料金・速度比較
- ヤマト国際宅急便
- 集荷サービスあり、全国のヤマト拠点から発送可能が強み。料金はFedEx公式と同等かやや割高。
- FedEx直接発送
- FedEx正規代理店または法人アカウントの場合、割引率が高い。
- DHL
- ヨーロッパ向けに強い。日本国内の集荷対応拠点はヤマトより少ない。
近くにFedExセンターがなく、ヤマトの営業所が便利な場合はヤマト経由が選択肢になります。
GlobalShipsで英語住所を素早く準備
ヤマト国際宅急便の送り状に記入する英語住所は、GlobalShips(globalships.jp)で素早く作成できます。「FedEx」フォーマットを選択すると、ヤマト国際宅急便にも適した英語住所が生成されます。郵便番号からの自動補完で手入力ミスを防げます。入力欄ごとの詳しい解説はFedExの英語住所、他サービスとの比較は海外発送サービス比較を参照してください。
集荷と持ち込みの流れ
ヤマト国際宅急便は国内の宅急便と同じ感覚で出せるのが最大の利点です。手順は次のとおりです。
- 1送り状を用意する:国際宅急便専用の送り状が必要です。国内用は使えません。営業所でもらうか、集荷時に持ってきてもらいます。
- 2内容品を英語で書く:送り状に加えてインボイス(内容品明細)が必要です。品目・数量・単価・原産国を英語で記入します。
- 3集荷を依頼する、または営業所へ持ち込む:集荷はウェブや電話で依頼できます。コンビニ受付は国際宅急便では対応していない場合が多いので、事前に確認してください。
- 4通関:FedExのネットワークで通関されます。書類に不備があるとここで止まります。
- 5追跡:ヤマトの伝票番号で追跡でき、国際区間はFedEx側でより詳細に見られます。
梱包は国内便より丁寧にしてください。国際便は仕分け回数が多く、扱いも国内ほど丁寧ではありません。壊れ物の梱包と補償は精密機器・壊れ物の海外発送で解説しています。
必要書類と書き方の注意
国際宅急便では、送り状のほかにインボイスが必要です。ここが国内便との一番の違いで、記入不備が遅延の主な原因になります。
インボイスに書くもの:差出人(Shipper)の英語住所、受取人(Consignee)の英語住所、品目の具体名、数量、単価、原産国、合計金額、発送理由(Gift / Sale of goods など)。
注意点は3つあります。
- 1**送り状とインボイスで住所・会社名の表記を揃える**。表記が食い違うと通関で照会が入ります。法人格の英語表記は株式会社・合同会社を英語で書く方法を参照してください。
- 2品目は具体的に書く。「Gift」「Sample」だけでは止まります。
- 3金額は実額を書く。過少申告は違法で、破損・紛失時の補償額も申告額が上限になります。
インボイスの書式はコマーシャルインボイスの住所・英語表記にまとめています。
品目ごとに送れるかどうかの判断は海外に送れないもの一覧で、航空危険物・相手国の検疫・法令の3つに分けて整理しています。