日本から海外に荷物を送る手段として、EMS(日本郵便)・FedEx・DHL・UPSの4サービスが代表的です。それぞれ料金・配達速度・対応地域・利便性が異なるため、発送する荷物の内容や目的地によって最適なサービスを選ぶことが重要です。
EMS(国際スピード郵便)
- 運営
- 日本郵便
- 対応地域
- 120以上の国・地域
- 配達日数
- 3〜7営業日(目安)
- 料金
- 民間業者より安価。500g以下なら1,500円〜
- 強み
- 全国の郵便局から発送可能で利便性が高い。個人利用に最適。
- 弱み
- 配達拠点が少ない国では到着が遅れる場合あり。
- 向き
- 個人が手軽に海外発送したい場合、重量が軽い荷物
FedEx
- 運営
- FedEx Corporation(米国)
- 対応地域
- 220以上の国・地域
- 配達日数
- 1〜5営業日
- 料金
- EMS・UPSと比べてやや高め。重量・サイズによる
- 強み
- 速達性が高く、詳細なリアルタイム追跡が可能。通関ノウハウが豊富。
- 弱み
- 料金が高め。小型・軽量の個人荷物には割高感あり。
- 向き
- ビジネス書類・精密機器・高額商品の発送
DHL
- 運営
- Deutsche Post DHL Group(ドイツ)
- 対応地域
- 220以上の国・地域
- 配達日数
- 1〜5営業日
- 料金
- FedExと同等か少し安い場合が多い
- 強み
- ヨーロッパ向けに特に強い。法人向けサービスが充実。
- 弱み
- 集荷エリアによっては対応外の場合あり。
- 向き
- ヨーロッパ向け発送、法人利用
UPS
- 運営
- United Parcel Service(米国)
- 対応地域
- 220以上の国・地域
- 配達日数
- 2〜5営業日
- 料金
- FedEx・DHLと同等
- 強み
- 北米向けに特に強い。大型荷物・重量物に対応。
- 弱み
- 日本国内の取扱店がFedEx・DHLより少ない場合あり。
- 向き
- 北米向け発送、大型・重量物
小形包装物・国際eパケットという第5の選択肢
2kg以下の軽い荷物なら、EMSよりさらに安い日本郵便の小形包装物(Small Packet)が使えます。
- 小形包装物(航空便)
- 2kgまで。EMSより安いが日数はかかる(1〜2週間程度)。追跡は「書留」を付けた場合のみ。
- 国際eパケット
- 2kgまで。追跡と損害賠償が標準で付き、小形包装物より少し高い。フリマ・EC発送の主力。
- 国際eパケットライト
- 2kgまで。最も安いが追跡のみで到着が遅い。
いずれも税関申告書(CN22)が必要で、宛名ラベルは英語で書きます。書き方はEMSと同じ考え方なのでEMSの英語住所の書き方が参考になります。ただし料金・取扱いは国と時期で変わるため、発送前に日本郵便の公式サイトで最新の条件を確認してください。
選び方の判断手順
- 1重量を測る:2kg以下なら小形包装物・国際eパケットを検討。2kgを超えるならEMSか民間3社。
- 2期限を決める:1週間以上余裕があるならEMS。3日以内に着けたいならFedEx・DHL・UPS。
- 3行き先で絞る:ヨーロッパはDHL、北米はUPS・FedEx、アジアはEMSでも数日で着きます。
- 4中身の価値を見る:高額品は補償額を確認します。EMSは最高2万SDRまで、民間3社は基本補償が$100前後で追加保険が必要です。
- 5追跡の必要性:受取人に追跡番号を知らせたいなら、追跡が標準で付くサービス(EMS・国際eパケット・民間3社)を選びます。
- 6相手国の禁止品目を確認:食品・化粧品・電池は国ごとに規制が違います。壊れ物の梱包と補償は精密機器・壊れ物の海外発送にまとめています。
品目ごとに送れるかどうかの判断は海外に送れないもの一覧で、航空危険物・相手国の検疫・法令の3つに分けて整理しています。
どのサービスを選ぶべきか
個人の小型荷物(書類・衣類等)→EMS 2kg以下でコスト最優先→小形包装物・国際eパケット 急ぎのビジネス書類→FedEx ヨーロッパ向け→DHL 北米向け大型荷物→UPS 複数の業者で見積り比較する場合、GlobalShips(globalships.jp)で一度作成した英語住所を各業者の発送フォームに使い回せるため、比較作業が効率化できます。各社の入力欄の違いはEMSFedExDHLUPSの各記事で解説しています。ヤマト運輸経由で出す場合はヤマト国際宅急便の英語住所、日本郵便のオンライン送り状は国際郵便マイページの住所入力を参照してください。
行き先別のガイド
料金・日数・関税の基準は相手国ごとに違います。送る国が決まっているなら、国別のガイドを先に読むほうが早いです。
- 北米
- アメリカ(アメリカへの荷物の送り方英語住所と注意点)/カナダ(カナダへの発送と英語住所の書き方)
- ヨーロッパ
- イギリス(イギリス(UK)への発送と英語住所の書き方)/ドイツ・EU(ドイツ・EUへの発送と英語住所の書き方)/フランス(フランスへの発送と英語住所の書き方)/イタリア(イタリアへの発送と英語住所の書き方)/スペイン(スペインへの発送と英語住所の書き方)
- アジア
- 韓国(韓国への荷物の送り方英語住所の書き方)/中国・台湾(中国・台湾への荷物の送り方と英語住所の書き方)/香港・シンガポール(香港・シンガポールへの発送と英語住所の書き方)/タイ・ベトナム(タイ・ベトナムへの発送と英語住所の書き方)
- オセアニア
- オーストラリア(オーストラリアへの発送と英語住所の書き方)
用途別では、贈り物を送るなら海外へプレゼント・ギフトを送る方法、壊れ物なら精密機器・壊れ物の海外発送が参考になります。